『認知バイアス 心に潜むふしぎな働き』のカバーアート

認知バイアス 心に潜むふしぎな働き

(ブルーバックス)

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認知バイアス 心に潜むふしぎな働き

著者: 鈴木 宏昭
ナレーター: 江尻 拓己
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このコンテンツについて

本タイトルには付属資料・PDFが用意されています。ご購入後、デスクトップのライブラリー、またはアプリ上の「目次」でご確認ください。(アプリバージョン:Android 2.40以上、iOS 3.11以上)

「なぜあの時あれを見逃してしまったのか」「なぜこんなものを買ってしまったのか」「どうしてあんな簡単な問題が解けなかったのか」---誰しもが日常的に経験しているであろう、なぜか誤って認識したり、いつもならするはずのない判断や行動。それはなぜ起こるのか。このようなふつうの行動に現れる心の働きの偏り、歪みのようなものである「認知バイアス」について、わかりやすい事例を挙げて解説します。

認知バイアスという言葉は、一般的にも時々使われるようになってきて、なんだかよくわからないけど間違ってしまった、おかしなことをしてしまった、というときに認知バイアスという言葉で片付けようとする安易な解決も見られがちですが、著者は、「知」を身体、社会、感情、環境なども取り込んでトータルな人間の理解を深めようとする認知科学に基づき、理論的に分析しています。また、なぜ誤るのか、そして誤ることには意義があるのか、それは何なのかを解き明かします。

認知メカニズムは、ある状況では賢い判断をするように働き、ある状況では愚かな判断を生み出す。つまり人間は賢いようで愚かで、愚かなようで賢いものであるということがわかる1冊。

第1章 注意と記憶のバイアス:チェンジ・ブラインドネスと虚偽の記憶

第2章 リスク認知に潜むバイアス:利用可能性ヒューリスティック

第3章 概念に潜むバイアス:代表性ヒューリスティック

第4章 思考に潜むバイアス:確証バイアス

第5章 自己決定というバイアス

第6章 言語がもたらすバイアス

第7章 創造(について)のバイアス

第8章 共同に関わるバイアス

第9章「認知バイアス」というバイアス

©鈴木 宏昭 (P)2021 Audible, Inc.
科学

認知バイアス 心に潜むふしぎな働きに寄せられたリスナーの声

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ナレーション
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面白かった!

ずっと漠然と疑問に感じていた「脳」と「人間関係」と「認知」の難しさや関係性に、PDFの図や文章で形が見えてきた気がする。

ナレーションも落ち着きと親近感のもてる声で、難しい内容でも最後まで聴く事ができた。

知らなかった言葉が多々あった事やブックガイドで紹介されていた本にも興味があるので、実書も手にしてみようかと思った。

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ダブって読んでる箇所

「3·4プロトタイプはどう作られるか」の中で、「しかし、同じ日本人でも豊洲~」の1文を2回ダブって読んでます。
途中ですが、気づいたので忘れないうちにレビュー書いておきます。

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勉強になりました。

認知バイアスについて知りたかったので本当に良かった。

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認知バイアス

行動経済学、認知バイアス系の本にはまっていろいろ聞いています。驚き、感心することばかりです。自分のバイアスに気付いて、賢い判断ができるようになりたいです。

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バイアスなんて持たない!と思っている人にこそ聴いてもらいたい

認知バイアスの書なんて、「それを無くせば人生成功する!」と言った啓発本だと思っていた(いきなり自分のバイアスを披露してしまった)のだが、これは全く違った。実例豊富で、気付かずに抱えていたバイアスに目を向けさせてくれる。

とは言え、例えば、などと気軽に紹介できるほど簡単な内容ではない。実例こそ面白いが、その解説では様々な専門用語が用いられ、しかもクドクドと何度も繰り返されないので、話を聴いて、「さて自分はどうだろう」などと考えていると、次の話題に移っていたりする。

それを見越してか、節でこまかく分けられているため、あたふたと前の節に戻すことを何度も繰り返した。
PDFで添付されている図も面白く、普段はあまり見ないのだが今回はじっくりと眺めてしまった。
そう考えるとこれは「紙の書籍」の方が適しているかもしれない。

一つだけ自分でも「はっ」とした記述を思い出した。
海外で日本人がゴミ拾いをする、などの美談を耳にすると「そりゃ日本人だから」と誇りにおもう一方で、海外で犯罪をおかした日本人に対しては「なんてやつだ」と非難はするが、それを日本人全体に当てはめたりはしない。
しかし、日本で外国籍の人が近所迷惑な騒ぎを起こしただけで「だからあの国の人は嫌い」となる。決して?騒いでいる人が特別だとは考えない。
これもバイアスだという記述が印象的だった。
確かに!である。

先述したようにやや専門的な記載もあるが、とても面白いのでぜひ聴いてもらいたい。

あわせて各章の末尾にある「ブックガイド」が面白い。いわゆる参考文献なのだが筆者が読んだ時の内容や、難しさの程度など細かく紹介してくれる。つい読んでみたくなるが、耳ではとても追いきれないので、メモ片手に聴き直すか、改めて書籍を買おうか迷っている。

ナレーションであるが、発声も明瞭でテンポも適切であり、とても聴きやすく気持ち良い。
ただ「同音異義語」に対する配慮が欠けているのが気になった。
専門用語が多く、その中には同音異義語も多く含まれているので「この言葉は気をつけないと勘違いされる」と考えながら読んでもらいたかったのだ。

特に筆者は「対象制約」という言葉をよく用いるのだが、どう聴いても「大正製薬」にしか聴こえない。
同音異義語が多い日本語ではちょっとアクセントを変えれば勘違いされなくて済む。この例でも「せいやく」の部分を平らに読むだけで随分と印象が変わる。こんな例が随所にあり、それが興醒めになったのがすこぶる残念だった。

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AI心理学ができるかも

人を相手に実験を行うと、本書に書かれてあるように、被験者が言葉の「裏」を読んだりしますし、異なる解釈をする可能性が捨てきれません。ですから理論物理学や計算機化学があるように、近い将来AI心理学といったものができるかも知れません。

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自分の認知は信じすぎないほうがいい

思想信条だと信じているものは想像以上に五感から入る情報に左右されていて実際のところあまり信用ならない。その原因が丁寧に列挙されている。思い当たる内容に自分を省みて恥ずかしくなるが面白い本だった。

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認知バイアスの入門書として最適

入門書は単なる用語解説になりがちだけど、そこは日本認知科学学会会長も務められてた鈴木宏昭さんだから一味違う。行動心理学やナッジなどカバー範囲を広げつつもしっかり深さもあり、わかりやすくまとめられている。各章末に参考書籍リストと一言解説が付けられてるのも良い。信頼と安定のブルーバックスだしね。

鈴木さんは60代半ばの若さで2023年にお亡くなりになった。近年、積極的に出版されていた。まだまだたくさん鈴木さんの書籍を読みたかった。

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付属資料必須

図や表を参考にする箇所が多くて、ただ聞いているだけでは理解し難いです。

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オーディオブックの価値なし

添付の図を利用した説明が多く、聞くだけでは何も伝わらない。
なぜこれをオーディオブックにした?
聞いて時間を無駄にしたと感じた数少ないオーディオブックの一つ。

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